ごあいさつ
公益社団法人 日本看護協会 会長
秋山 智弥
第21回ヘルシー・ソサエティ賞を受賞された皆様、この度は誠におめでとうございます。73万人の日本看護協会会員を代表し、健康なコミュニティの構築や人々の生活の質(QOL)の向上に貢献してこられた皆様に敬意を表し、心よりお祝い申し上げます。また、2004年の創設以降、審査委員、諮問委員、後援団体の皆様をはじめ、この賞を様々なかたちでお支え下さっている関係者の皆様に、改めて感謝申し上げます。日本看護協会では、人々が人間としての尊厳を維持し、健康で幸福でありたいという普遍的なニーズに応え、健康な生活の実現に貢献することを使命として日頃より活動を展開しております。今回ヘルシー・ソサエティ賞を受賞された皆様は、変化が激しい現代社会の中で、多くの知見を元に挑戦を続けてこられました。当協会もまた、2040年に向けて①その人らしさを尊重する生涯を通じた支援②専門職としての自律した判断と実践③キーパーソンとしての多職種との協働という三つの目標を掲げ、時代のニーズ、社会の要請に応える看護であるべく、挑戦してまいります。受賞者の皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げるとともに、地域で暮らす全ての人々が自分らしく健やかで幸せに生きていくための意思決定ができ、そのために必要な支援を受けられる健全な社会を、受賞者の皆様をはじめ、志を共にする日本全国の多くの皆様と構築していきたいと願っております。
日本イーライリリー株式会社 代表取締役社長
シモーネ・トムセン
第21回ヘルシー・ソサエティ賞をご受賞された5名の皆様に、謹んでご祝辞を申し上げます。本年も本賞を日本看護協会と共催できますことは、私共にとりまして誠に光栄でございます。また、21年間にわたり本賞を絶えずご支援いただいている関係各位に対し、心より深甚なる謝意を表します。なお、第20回授賞式には天皇皇后両陛下のご臨席を賜り、多数のご来賓のご参集のもと盛大に式典が挙行されましたことは、本賞の社会的意義と影響力の高さを示すものであると認識しております。日本での事業が半世紀を超える当社は、常にIntegrity(誠実さ)、Excellence(卓越性の追求)、Respect for People(人の尊重)という3つの価値基準に基づいて行動をしており、ヘルシー・ソサエティ賞への共催は、この価値観を反映しています。本年も日本全国から多数の候補者が推薦され、厳正なる審査の結果、審査委員会により5名の受賞者が選出されました。受賞者各位は、それぞれの専門分野において顕著な業績を挙げ、より健康でより良い社会の発展に多大な貢献を果たされてきました。本受賞が模範となり、日本社会への良い刺激となることを願っています。当社はこれからも日本社会と共に持続可能な発展に向け、革新的医薬品を日本の患者さんに届ける事業を通じて、ソーシャルインパクトの創出を支えてまいります。